混合肌(インナードライ肌)におすすめのスキンケアを紹介

混合肌タイプは、インナードライ肌とも呼ばれていますが、脂性肌(オイリー肌)と乾燥肌が混在している状態。お顔のパーツによって皮脂量と水分量が異なります。乾燥は、肌表面にとどまらずお肌の内部も水分不足。肌表面と併せて、お肌の内部も油分・水分両方ともバランス良く補っていきましょう。

「クレンジング・洗顔」

1.アイメイクなど、しっかりとメイクをしている場合は、ポイントリムーバーで部分的に素早く落とします。

2.洗顔料は、洗浄力が強すぎないモノを使います。

3.洗顔料は泡をよく立て、擦らずに(お肌に摩擦を与えないように)洗います。脂っぽいTゾーンから泡をのせ、洗い、乾燥している部分は手早く済ませます。

4.乾燥の原因になる「洗いすぎ」「落としすぎ」に注意です。

5.毛穴を開き汚れが落ちやすいように、ぬるま湯で洗い流します。

「化粧水」

1.洗顔後は時間を置かず、しっかりと保湿をします。

2.しっとりとしたタイプ、保湿力、浸透力の高い乾燥肌向けの化粧水がおすすめです。

「乳液・クリーム」

1.乾燥が気になる部分には、重ねづけをします。部分によって、量を調節します。

2.乳液やクリームは手のひらで温めてからつけると、より浸透しやすくなります。

3.脂っぽい部分には、少量でもいいので塗布します。水分の蒸発を防ぐことが大事です。

4.乳液やクリームどちらも油分が多いと、ニキビなどのお肌のトラブルの原因になるので、油分が少なく保湿成分が多いモノを選びましょう。

  • 混合肌(インナードライ肌)の人におすすめのスキンケアのイメージ
  • 「朝のスキンケア」ベタつきを洗顔でしっかり落とす。朝は就寝中に分泌された皮脂をしっかりと落としてからメイクをしないと、メイク崩れを起こしやすくなります。

    「夜のスキンケア」基本のスキンケアを終えて就寝前にすでにテカリが気になるという場合は、ベタつく部分にティッシュを軽くあてて油分をティッシュオフしましょう。さらにミスト化粧水をつけて手のひらでプレスしておくことで、就寝中の皮脂バランスを整えることができます。

    「外出先のスキンケア」外出中に油っぽさが気になった場合は、軽くティッシュで油分を抑えた後、メイクの上から使えるミストタイプの化粧水を吹きかけることで、余分な皮脂をとりのぞきつつ保湿を行うことができます。

    エアコンの効いた中に長時間いると、乾燥している部分のカサつきが気になりますが、持ち運びができるミストタイプの高保湿化粧水をお顔に吹きかけることで、どこでも保湿をすることができます。さらに化粧水を吹き付けた後に、手の平で優しくプレスして密着させます。乾燥のレベルに合わせて、仕上げに乳液やクリームで水分が蒸発しないように重ねづけをしましょう。

  • 混合肌(インナードライ肌)の人のタイミング別スキンケアのイメージ
  • 1.皮脂の過剰分泌を抑制し、かつ補給した水分を逃がさないことが大切。

    2.保湿を避けがちなTゾーンこそ乳液やクリームでちゃんと保湿すること。ベタつきはあるが、優先すべきなのは不安定なお肌の状態を整えることです。ベタつきが気になるようなら、乳液、クリームは薄めに伸ばし、乾燥する部位はしっかりと保湿をする。

    3.1年を通しての紫外線対策をする。皮脂分泌を活発化させない。

    脂性肌(オイリー肌)と乾燥肌が混同している状態を抑えるために、まずは最低でも1ヶ月間はケアを続けてみる。保湿ケアを重視。

    過剰な皮脂分泌を抑制、乾燥を悪化させないためにも、正しい洗顔、クレンジングが必要になります。汚れはキレイに落としたいが、洗顔に時間をかけすぎると乾燥を招いてしまいます。そこで、今一度正しい洗顔を再認識さして頂き、クレンジング料を選ぶ際に使いたい成分・避けたい成分を参考に選んでみて下さい。

    正しい洗顔の手順は、「20代・30代・40代年代別スキンケアを紹介」に詳しく記載しています。

    使用するスキンケアアイテムに、皮脂を抑制する成分であるビタミンC誘導体、米エキス、大豆エキスなどが含まれていると、皮脂のコントロールに役立ちます。ニキビができている場合は、抗炎症成分にも着目すると良いでしょう。

    保湿成分だけでなく、サリチル酸、グリチルリチン酸ジカリウムなどが配合されているのもおすすめです。薬用化粧水や薬用アクネケアアイテムなど、有効成分が含まれた医薬部外品にもさまざまな種類があります。

  • 混合肌(インナードライ肌)のスキンケアのポイントのイメージ
  • 今のスキンケアが物足りないという方は、成分が足りていない恐れがあります。ヒト型セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲン、プロテオグリカン、アクアオイルなど、保湿成分が含まれているものを意識して選んでみてください。脂性肌と乾燥肌の両方のトラブルが起こりやすい肌タイプ。脂っぽい部分に合わせてアイテムを選ぶのではなく、お肌の乾燥を和らげる保湿にポイントを置いてアイテムを選ぶようにしましょう。

    さっぱりタイプの化粧水を使うのではなく、保湿成分が配合された化粧水を使います。

    化粧水前に、ブースターオイルを使用するなどして保湿力を高めます。

    「コラーゲン」タンパク質の一種であるコラーゲンは、お肌の約70%を占める成分で、すこやかなお肌を維持する働きがあります。コラーゲンは保水力に深く関わる成分なので、不足するとお肌が乾燥し、ハリや弾力不足が気になるなどの状態が起こりやすくなります。水分を抱え込むタイプで、水分保持力は中間くらい。

    「セラミド」細胞間脂質の一種で、お肌の角質細胞の間を埋める役割のあるセラミド。水分保持機能を持ち、外部刺激からのバリア機能をサポートする重要な成分です。セラミドはもともと肌に存在する成分ですが、加齢とともに減少します。そのため、年齢を重ねるほどお肌を守るバリア機能が低下します。水分を挟み込むタイプで、水分保持力は高め。

    「ヒアルロン酸」コラーゲンと同じく、保湿力に深く関わりのある成分のヒアルロン酸。タンパク質の一種であるコラーゲンに対して、ヒアルロン酸は糖質の一種となります。 ヒアルロン酸1gで6Lもの水分を保持できるといわれています。水分を抱え込むタイプで、水分保持力は中間くらい。

    「液状タイプ」浸透力に優れ(角質層まで)、肌になじみやすいのが特徴です。水のようにさらっと軽いモノから、とろみのあるモノまであります。

    「乳液タイプ」とろみのある乳白色のテクスチャー。保湿力に優れ、化粧水のあとに使用するモノが多いです。

    「クリームタイプ」こっくりと濃密なテクスチャーでしっとり仕上がります。お肌のハリ不足やくすみ、毛穴などの肌悩みに対応するために、美容成分をたっぷり配合した商品が多いです。お肌をじっくりケアするクリームタイプの美容液は、どちらかというと夜のスキンケア向きです。さっぱりした使用感を求める方にはジェルタイプがおすすめです。

  • 保湿についてもっと詳しく!のイメージ
  • 1.水溶性の保湿成分が豊富に含まれているモノがおすすめ(ヒアルロン酸、コラーゲン、リピジュア、各種植物エキスなど)。

    2.オイリーな部分の肌を整えるためには、整肌成分、肌を引き締める成分(収れん成分)。引き締め成分としては、コハク酸・クエン酸などの有機酸、硫酸亜鉛・酸化亜鉛などの金属塩、タンニンなどを含むアロエエキス・サルビアエキス・ハマメリスエキスなどの植物抽出物。ビタミンC誘導体・グリチルリチン酸ジカリウムなども、マルチな整肌成分。

    3.好みのテクスチャーで保湿効果のあるモノ。

    1.油分が比較的少なめのさっぱりタイプがおすすめ。さっぱりタイプは使用感が軽いため、ベタつきも毛穴つまりもなく使えます。

    2.乾燥するUゾーンは重ね付けをしたり、乾燥の進行度によってはUゾーンだけオイルを足すか、しっとりタイプの乳液やクリームを部分使いするのもおすすめです。

    乳液やクリームのステップを省くことは、お肌の水分蒸発を引き起こしてしまうためNGです。

    1.ミルククレンジング(洗い流すタイプ)。

    2.ジェルクレンジング。洗浄力は弱いが、摩擦による負担を軽減してくれる。

    3.バームクレンジング。クリームとオイルのメリットを併せ持つ。お肌への摩擦を減らし、使いやすい。

    余計に潤いを奪ってしまわないように、クレンジング料は弱めの洗浄力タイプを使い、プラス、濃いめのメイクにはポイントリムーバーを使う。

    ●混合肌(インナードライ肌)のクレンジング使用成分

    「使いたい成分」

    1.お肌に優しいアミノ酸系界面活性剤。

    2.油脂系オイル(アルガンオイルやオリーブオイルなど)。

    3.ヒアルロン酸、コラーゲン、グルコシルセラミド(水溶性保湿成分)。クレンジングは、洗い流してしまうので、保湿成分配合は必須ではないですが、クレンジング時のつっぱり感を和らげるために配合されているのを選ぶのも良いです。

    「避けたい成分」

    1.ミネラルオイル、水添ポリイソブテン、イソドデカンなどミネラルオイル系の成分は、高い洗浄力と強い脱脂力があります。

    2.アルコール(エタノール)は、刺激や揮発性があります。

    3.PG(プロピレングリコール)・DPG(ジプロピレングリコール)。クレンジングジェル、リキッドには、時々この成分が配合されます。PGは、刺激性のある成分で、混合肌やエイジングケア世代では避けたい成分。

    DPGは、PGほどではないですが、刺激性があるので高い濃度は避ける。少なくとも、この2つが全成分表示の1行目や2行目にあるクレンジング料は配合濃度が高いので避ける。

  • 混合肌(インナードライ肌)に合うスキンケア化粧品の選び方のイメージ
  • 油分が多く、水分が少ない。比較的キメは粗い。部分的、もしくは全体的にカサカサ、ゴワゴワしている。Tゾーンや頬の毛穴の開きが目立つ。 皮膚が硬く、ファンデーションが崩れやすい。

    「乾燥肌」と「混合肌(インナードライ肌)」は見分けにくいので、見分け方法を掲載しています。こちらで確認してみて下さいね。「乾燥肌の人におすすめのスキンケアを紹介」

    「脂性肌(オイリー肌)と混合肌(インナードライ肌)の見分けかた」

    脂性肌(オイリー肌)は、油分・水分ともに過剰である状態で、肌表面は過剰に分泌された皮脂によって、全体的に脂っぽくベタつきやすいのが特徴です。

    脂性肌(オイリー肌)と混合肌(インナードライ肌)は、見た目の特徴が似ているため、自分のお肌がどちらか見分けがつかない方は、洗顔後にお肌に何もつけずにしばらく放置すると判断ができます。放置をして皮脂が少しずつ現れた場合は脂性肌(オイリー肌)、肌がつっぱる・カサつく感覚がある方は混合肌(インナードライ肌)の可能性が高いと言われています。また、お肌にゴワつきがある、夕方になるとくすみがあるとも言われているので、ぜひご自身のお肌の判断材料にしてみてください。

    肌質がイマイチ分からないなぁとゆう場合にも、「肌質チェック」を掲載しています。併せてご参照下さい。

    「乾燥肌の人におすすめのスキンケアを紹介」

  • 混合肌(インナードライ肌)は、どんな肌質?特徴を紹介のイメージ
  • 1.日頃のスキンケアで十分な保湿が行われていない。

    2.脂性肌だと勘違いして化粧水のみで終わらせるなど、軽いスキンケアで終わらせてしまう。乳液やクリームを使わず、中途半端に保湿をすると水分が蒸発してさらに肌内部の乾燥を悪化させてしまいます。

    3.肌表面がテカりやすいからといって、一日に何度もあぶらとり紙を使用する。お肌を守る皮脂までふき取ってしまうと、さらにお肌を乾燥させてしまいます。

    ●油分・水分のバランスが乱れると何が起こるのか

    1.水分不足により皮膚の保護作用で、過剰に皮脂が分泌されている。

    2.ゴワつきや皮ムケ(剥がれ落ちない古い角質がめくれた状態)の他に、皮膚表面に残った皮脂が空気に触れ酸化し、皮膚表面が炎症を起こす。

    3.化粧水だけでは水分が蒸発し、お肌は乾燥します。その状態を保護するために過剰に皮脂が出る。

    4.水分不足になると古い角質が自然に剥がれ落ちることが出来ない。

    5.剥がれ落ちることが出来ない古い角質は毛穴に詰まり、毛穴汚れの連鎖に陥ってしまう。

    1.寒い季節やエアコンが効いた室内では、空気が乾燥しやすく、肌表面の水分も奪われやすい。肌表面の水分が不足すると、表面の水分を補うため、肌内部が過剰に水分を分泌してインナードライを引き起こしてしまう可能性があります。

    2.乾燥が気になる季節には、普段のスキンケアだけでは足りません。より保湿力のあるアイテムを選ぶなどの工夫をすることがおすすめです。

    3.紫外線を浴びると、肌表面の乾燥を招くだけでなく、お肌がダメージを受けて内部に水分を留めておくことができなくなり、インナードライを引き起こします。

    1.睡眠不足や偏った食生活など、生活習慣が乱れていると、お肌のターンオーバーが崩れてしまうことがあると言われています。バリア機能が低下し、乾燥しやすくなってインナードライを引き起こします。

    2.夜更かしや糖質・脂質の摂り過ぎ、ストレスの溜め込みは、肌に悪影響を及ぼす可能性があるので注意が必要です。

  • 混合肌(インナードライ肌)の肌荒れの主な原因のイメージ
  • 食事と同様、体の内部から美肌への道は始まっています。とくに混合肌は、体の代謝が乱れて皮脂と水分のバランスが崩れていることもあるので、巡りをよくする生活を心がけることが大事。以前ならば、「ゴールデンタイム」(22時〜2時)に睡眠をとるのが良いとありましたが、現在では寝ついてから3〜4時間後に成長ホルモンが分泌されます。新陳代謝を促し、日中に浴びた紫外線などのダメージを修復してくれます。睡眠時間をとることは、非常に大事な習慣の一つです。

    寝る2〜3時間前の入浴は体温を一時的に上げるので、運動を行ったのと同じように寝つきを良くし、深い睡眠を得る効果を与えてくれます。38度のぬるま湯では25~30分の入浴、42度の熱めのお湯では5分程度の入浴、または約40度のお湯で半身浴をするのがおすすめです。体調や好みに合わせた入浴スタイルを選びましょう。夜ぐっすり眠れるように、15分程の昼寝も効果的です。

    栄養バランスのとれた食事のほか、特に意識して取り入れておきたい栄養素もあります。

    1.「抗酸化作用」ビタミンC(パプリカ、ブロッコリー、じゃがいも、キウイ、柑橘類、イチゴ、柿など。熱に弱く水溶性)、リコピン(柿、スイカ、京人参、トマト、グアバ、ピンクグレープフルーツなど)、アスタキサンチン(イクラ、鮭、エビ、カニなど)。

    2.「脂質の代謝促進」ビタミンB2(納豆、アボカド、まいたけ、エリンギなど)。

    3.「血行促進」ビタミンE(アーモンド、ピーナッツ、かぼちゃ、アボカド、うなぎなど。油に溶けやすい性質。油を使うと体内に吸収されやすくなります)。

    4.「保水力アップ」ビタミンA(豚レバー、鶏レバー、ウナギ、鶏卵などの動物性食品)、ビタミンE(かぼちゃ、ゴマ、アーモンド、ピーナッツ、アボカド、うなぎなど)。

    体の中から代謝を促進し、皮脂と水分のバランスがとれたお肌に導きましょう。

    脂質と糖質の過剰摂取を気を付けましょう。取りすぎてしまうと、皮脂分泌が多くなり、お肌のバランスが崩れてしまいます。お肌表面の潤いを保つことも大事ですが、体の内側からのケアも非常に重要です。 スナック菓子、コーヒー、味が濃く刺激が強い食品などは、出来るだけ控えた方が良いでしょう。また、外食、インスタント食品を控え、手作り料理を食べる機会を増やし、体の中から皮脂の排泄を抑えていくことがおすすめです。

  • 内側からの混合肌(インナードライ肌)対策のイメージ
  • 日本人の多くが混合肌(インナードライ肌)タイプとも言われているそうです。脂性肌(オイリー肌)かなと思われる方は、オイリーで目立つ箇所だけではなく、Uゾーンのお肌の状態もみて頂くといいと思います。生活習慣を変えることは、なかなか大変かと思いますので、食事でお肌にいいモノを取り入れたり、ご自身のお肌に合ったスキンケア化粧品を正しく使用することが大事です。

    また、リラックスすることも大事です。リラクゼーションサロンでプロの手によって、癒されに行くのも良いリフレッシュになり、明日への活力にもなります。

  • まとめのイメージ